日本代表DF吉田麻也が、キャプテンマークを巻いてドイツの猛攻に立ちはだかった。11月23日のカタール・ワールドカップE組初戦で、前後半で布陣が変わる中で最終ラインに君臨。終盤の2得点で奪ったリードを守り切り、最高の勝利を笑顔で喜んだ。

上写真＝歴史的な勝利をつかんだ吉田は、GK川島永嗣とともに最高の笑顔！（写真◎Getty Images）

■2022年11月23日 カタールW杯E組（ハリーファ）
ドイツ 1-2 日本
得点者：（ド）イルカイ・ギュンドアン
　　　　（日）堂安律、浅野拓磨

「めちゃくちゃうれしいです！」

　日本は前半、巧みに日本の右サイドを突いてくるドイツの攻撃に苦しめられ、33分にはPKを与えて先制を許した。だがハーフタイムに布陣を4バックから3バックに変更。吉田はDF板倉滉、DF冨安健洋とともに中央で構え、追加点を狙ってくる相手に立ちはだかった。

　アジアのライバルからも勇気をもらっていたという。今回のW杯最終予選でしのぎを削ったサウジアラビアが前日、アルゼンチンに2-1で勝利。前半に先制されたものの、後半の2得点で逆転勝ちしており、「サウジが0-1のビハインドから逆転して、大きなことを成し遂げた。自分たちもできると信じて戦った」と振り返った。

　後半もピンチは多かったが0-1で粘り、終盤にMF堂安律とFW浅野拓磨が決めて、前日のサウジアラビアと同じように逆転。その後も猛攻を浴び、吉田も足がつる場面があったものの、リードを守り切って歓喜の瞬間を迎えた。

　最高の笑顔で「めちゃくちゃうれしいです！」と喜んだが、すぐに視線は次へ。中3日で迎える11月27日のコスタリカ戦に向けて「めちゃくちゃうれしいですけど、まだ1勝しただけ。やっぱり次が大事なので、良いリカバリーをして、良い準備をして、コスタリカに勝って（グループステージ突破を）決められるようにしたい」と決意を新たにしていた。

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