プーマスのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが、自身のサッカー哲学を披露している。
ブラジル代表としてカタールW杯に参戦中のダニエウ・アウベス。右サイドバックという非常に運動量が求められるポジションの選手にもかかわらず、39歳にして現在も第一線で活躍を続け、今大会が自身4度目のW杯となる。
若かりし頃から超攻撃的サイドバックとしてその名を轟かせてきたが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューではサイドバックの重要性を論じ、かつて在籍したバルセロナとユベントスを例に、チームの戦術に適した人選が重要と説いた。
「攻撃よりも守備を好むサイドバックをバルサに入れても、何の意味もないのは誰にでもわかるだろう? 守備に重きを置くチームには攻撃的なサイドバックは必要ないと言える」
「ユベントスがそうさ。彼らは守備ブロックの構築を最優先し、私には向かないやり方を好む。すなわち、ユーベでの私はチームの考えと矛盾する存在だった。クラブはチームのニーズに沿う選手を連れてくる必要がある」
また、パリ・サンジェルマン(PSG)のネイマールとリオネル・メッシという稀代のスーパースター2人に話題が及ぶと、サッカーとは11人全員で行うチームプレーであると力説し、自身のPSG時代に共にプレーしたキリアン・ムバッペには成長を促している。
「偉大な選手なら、自分が誰とプレーしているかを理解する必要がある。チームメイトとは自らを高めてくれるもの。ムバッペはこれを今も理解していない。ネイマールとメッシを活かすには周囲も賢くあるべきで、ムバッペが2人にボールを預ければ、年間で150ゴールをとれるかもしれない」