【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】スイス1-0カメルーン(日本時間11月24日/アルジャノブ スタジアム)

 名は体を表す──弱冠二十歳の “リーダー” がワールドカップで見せつけた。スイス代表ファビアン・リーダーは、この日がA代表デビュー戦。大舞台で途中出場するといきなり見せ場を作り、サポーターからは「ナイスリーダー!」と彼の躍進を喜ぶ声があがった。

【映像】「ナイスリーダー!」A代表デビュー1分後にみせた鮮烈プレー

 リーダーがピッチに登場したのは81分。その直後に早速、チャンスを演出した。

 左サイドで相手の背後に走り込んでボールを引き出したリーダーは、敵陣の深い位置まで侵入し、中央の味方選手を狙ってクロスを供給した。惜しくもゴールにはつながらなかったものの、あわやアシストという決定機を演出。そのプレーで獲得したコーナーキックでも早速キッカーを務めるなど、代表チームでその才覚を認められた存在であるようだ。

 フル代表での国際試合の出場経験がなく、この試合が紛れもないA代表デビュー戦。20歳の若さで抜擢され、いきなり迎えた大舞台の最初のプレーでチャンスメイク。その実力を目撃したABEMAの視聴者は「リーダーうめぇ」「ナイスリーダー」「次世代リーダー」など、「リーダー」の名をもじったコメントを寄せ、早くもお気に入り選手の仲間入りを果たした。

 この場面こそ得点には結びつかなかったが、スイスはカメルーンから1-0で逃げ切ることに成功し、重要なワールドカップ初戦で勝ち点3を獲得した。スイスの次世代を担うリーダーはこの先、チームの躍進をけん引する存在になれるだろうか。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)