11月25日に行われたカタール・ワールドカップ、グループステージB組第2節でウェールズとイランが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半も得点が生まれずに終盤を迎えると、アディショナルタイムにイランが2点を奪って2-0の完封勝利を収めた。

上写真=イランがカルロス・ケイロス監督を胴上げして祝福!(写真◎Getty Images)

■2022年11月25日 カタールW杯B組(アフメド・ビン・アリー)
ウェールズ 0-2 イラン
得点者:(イ)ルズベー・チェシミ、ラミン・レザイアン

ウェールズGKが痛恨の一発退場

 初戦アメリカ戦でドローのウェールズに対し、イングランドに敗れたイランはグループステージ突破のために勝ち点獲得が必須の状況で第2節を迎えた。

 メフディ・タレミ、サルダル・アズムンの強力2トップを先発起用し、立ち上がりからイランがアグレッシブな姿勢を見せる。12分の危機をGKホセイン・ホセイニの好セーブで阻むと、15分には相手パスを奪った流れから決定機。最後はアズムンのパスを受けたアリ・ゴリザデーがネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。

 0-0のまま後半を迎えると、51分にイランが波状攻撃。自陣からのスルーパスで抜け出したアズムンがペナルティー・エリア内に持ち込んで放ったシュートは右ポストを叩く。こぼれ球を拾ったゴリザデーのミドルシュートは左ポストに阻まれ、セカンドボールに反応したアズムンのダイビングヘッドはGKウェイン・ヘネシーにストップされてしまった。

 86分にはタレミの突破を阻んだヘネシーが一発退場となり、イランが数的優位に立つ。すると90+8分、ルズベー・チェシミが先制点を叩き込むと、90+11分にラミン・レザイアンがダメ押しゴールを奪い、イランが後半アディショナルタイムの2発で2-0の劇的な勝利を収めた。

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