FIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節が27日に行われ、スペイン代表はドイツ代表との一戦を1-1のドローで終えた。試合後、スペインメディア『マルカ』がスペイン代表DFダニエル・カルバハル(レアル・マドリード)のコメントを伝えている。

 グループE屈指の“強豪対決”はスコアレスのまま時間が経過したものの、62分に均衡が破れる。左サイドからのクロスボールをFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)がダイレクトで押し込み、スペイン代表が先手を取った。しかし、終盤の83分にはドイツ代表のFWニクラス・フュルクルク(ブレーメン)にゴールを許し、試合はドローで終了。スペイン代表は勝てば決勝トーナメント行きをほぼ手中に収めることができたが、最終節に持ち越しとなっている。

 前節のコスタリカ代表戦はベンチで戦況を見守っていたカルバハルにとって、これが今大会初出場に。「タフな試合だった。モラタのゴールで先制したのに、残念だよ。少し我慢が足りなかったかもしれない。お互いに似通ったチームで、ボールを持ちたいという考え方も似ている。試合は互角に戦えた。今日の試合の間違いを正し、日本のことを考えなければならない」と試合を振り返っている。「勝ってグループ突破を決めたかった」と本音も明かしたが、内容を踏まえて「引き分けは妥当な結果だと思う」と話した。

 次節は日本代表との一戦だ。スペイン代表は引き分け以上で確実に決勝トーナメント進出が決まり、敗れた場合も他会場の結果次第で突破のチャンスは残されている。非常に有利な状況で日本代表戦に臨むことができるが、カルバハルは「勝てば1位になれる。それが僕らのやるべきこと」と断言。「決勝トーナメントに向けて、最高のレベルと自信を得るために、勝ちに行かなければならない」と気を引き締めた。

 スペイン代表、そして日本代表の運命が託された最終節は、日本時間12月1日の28:00(現地時間22:00)にキックオフ予定だ。