グループG第2節でカメルーン代表と対戦
元名古屋グランパスの“ピクシー”ことFWドラガン・ストイコビッチ監督の率いるセルビア代表は、11月28日にカタール・ワールドカップ(W杯)のグループG第2節でカメルーン代表と対戦した。
W杯8連敗中のカメルーンに対し、セルビアは前半29分に先制点を奪われてしまう。コーチングエリアに出て積極的に指示を送るカメルーンのリゴベール・ソング監督に対し、ストイコビッチ監督はベンチに座っている時間が長かった。
それでもセルビアは前半アディショナルタイム1分、セットプレーからDFストラヒニャ・パヴロビッチのヘディングシュートで同点に。この時、セルビアのベンチからは控え選手たちが一斉に飛び出して歓喜の輪を作ったが、ストイコビッチ監督は冷静だった。両手を広げて「落ち着け」というようにチームに冷静になるように指示を出した。
それからわずか2分、高い位置でボールを奪ったセルビアは、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチが左足でミドルシュートを決めて、一気に試合をひっくり返した。同点ゴールの時は、冷静だったピクシーも、このゴールには興奮したようでベンチでガッツポーズを見せた。
アディショナルタイムの2ゴールで逆転したセルビアは、2-1で前半をリードして終えている。初戦でブラジル代表に0-2と敗れた直後の試合で、今大会初勝利を挙げることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)