【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】カメルーン3-3セルビア(日本時間11月28日/アルジャノブ スタジアム)

 FIFA ワールドカップ カタール 2022グループG第2節、カメルーンvsセルビアが行われ、撃ち合いの末に3-3の引き分けに終わった。

【映像】“超絶”ループが招いた珍事

 共にグループリーグ第1節で敗れ、今大会初勝利を目指すチーム同士の一戦は11分、まずセルビアにチャンスが訪れた。アレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)が味方とのワンツーでペナルティエリア右に抜け出すと、相手ディフェンダーをかわして左足を振り抜く。しかしシュートはファーポストに当たってネットを揺らすことはできなかった。

 すると今後はカメルーンにチャンス。29分に左コーナーキックを獲得すると、ニアのニコラ・ヌクル(アリス/ギリシャ)が頭で逸らすと、ファーサイドにいたジャン シャルル・カステレット(ナント/フランス)がフリーで詰めて、セルビアゴールのネットを揺らした。

 追いかけるセルビアは前半アディショナルタイム1分、ゴール正面の位置でFKを獲得すると、この流れからストラヒニャ・パブロビッチ(ザルツブルク/オーストリア)が頭で合わせて、スコアは振り出しに。さらに前半アディショナルタイム3分には、セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(ラツィオ/イタリア)がペナルティアーク付近から低い弾道のシュートで逆転弾を挙げた。

 迎えた後半もセルビアが主導権を握ると、53分に敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛け、ボックス内で細かくパスを繋いで最後はミトロビッチが楽々と押し込んで3点目を奪った。

 後がなくなったカメルーンは63分、ロングボールに抜け出したバンサン・アブバカル(アルナスル/サウジアラビア)がGKと1対1を迎えると狙いすましたループシュートが決まる。このプレーに対して線審はオフサイドを主張。取り消しかと思われたが、VARでゴールが認められて1点差に詰め寄った。

 すると流れは一気にカメルーンへ。66分にはカウンターからアブバカルのラストパスをエリック マキシム・シュポ モティング(バイエルン/ドイツ)が決めて、ついに試合を振り出しに戻した。

 試合終盤はオープンな展開となるが、お互いに勝ち越しゴールは奪えずに試合は終了。セルビアは2点リードを守りきれずの敗戦に。一方のカメルーンはワールドカップでの連敗記録を8で止めて勝ち点1を獲得した。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)