バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(25)が自身に長らくつきまとうマンチェスター・ユナイテッド行きの話を拒んだ。イギリス『メトロ』が報じた。

バルセロナの苦しい財政事情の煽りを受けて、クラブの売却対象に上がったF・デ・ヨング。アヤックス時代の恩師であり、今季からユナイテッドを率いるエリク・テン・ハグ監督の根強い誘いが取り沙汰されるなどしたが、最終的に本人の望み通り、バルセロナ残留で決した。

そうして迎えた今季のバルセロナでチャビ・エルナンデス監督の下で重用され、改めて存在感を示すが、メディアの前にひとたび姿を現せば、オランダ代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)の戦いに臨む今を含め、今夏去就の振り返りを求める質問がいまだ続いている。

決勝トーナメント進出、さらに首位通過がかかったカタール代表とのグループA最終戦を29日に控えるなかでもそうした質問が飛んだようだが、F・デ・ヨングは「僕はW杯のトーナメントを戦っているんだ。クラブフットボールの話をするつもりはない」と口を閉ざしたという。

なお、つい先日も母国メディアで今夏の移籍騒動を振り返っており、チャビ・エルナンデス監督に非がなく、あくまで上層部が企てたことだと述べ、クラブでの充実ぶりを強調している。