【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント準々決勝】オランダ2(PK3-4)2アルゼンチン(日本時間12月10日/ルサイル スタジアム)

アルゼンチン代表の愚行が火種となった。パレデスがオランダベンチにボールを蹴り込んだことで両軍がヒートアップ。これにはラ・リーガを代表する主審、マテウ・ラオス氏も試合をコントロールすることができず。入り乱れての大乱闘となった。

【映像】審判もコントロール不能、両軍ヒートアップで大乱闘へ

87分、ボールを持ったオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングに対してアルゼンチン代表MFパレデスがスライディングタックル。その直後にもパレデスはルーズボールを拾ったアケに対しても危険なタックルをしてファウルの判定に。この判定に不服だったのか、同選手は目の前のオランダベンチに向かって思いっきりボールを蹴り込んだ。

この挑発的行為にオランダ代表の選手が一斉に反応。ベンチメンバーはパレデスに対して詰めより、キャプテンのファン・ダイクは後方から同選手を突き飛ばした。今大会最多の17枚のイエローカードが飛び交ったこの試合で最も荒れた場面となった。

ABEMAで解説を務めた岡田武史氏も「これ、やらなくてもいいと思うんですけどね。特にさっきベンチに蹴り込んだのは退場ですよね」と乱闘の火種となったパレデスのプレーを批判した。

アルゼンチン代表の選手たちは、PK戦の直後にもオランダ代表に対して挑発的な行為を行い、キャプテンのメッシとオランダ代表のコーチであるダービッツ氏の間でもひと悶着あるなど、後味の悪い試合となってしまった。

(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)