日本代表DF吉田麻也(シャルケ/ドイツ)が、30日に取材対応を行った。
日本代表は12月1、にFIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節でスペイン代表と対戦する。昨年夏の東京オリンピックにオーバーエイジ枠で参加し、U-24スペイン代表と対戦した経験を持つ吉田は、「相手のやり方、特徴を掴むことは対戦する上でものすごく大事。だからこそ五輪で対戦した経験は生きると思っています。カテゴリーは違えど、戦い方、ボールの動かし方は基本的には、特にスペインは変わらない。頭の中ですごくイメージが湧いているので、プラスになるのではと思っています」とコメント。「(五輪準決勝で)負けたからっていうのはアレですけど、こんなに早く借りを返せるチャンスが来るのは僕だけでなく、あの時出た選手はみんなが思っていると思うので、もう一度チャレンジして、次こそいい結果を掴みたいと思います」と雪辱を誓った。
初戦のドイツ代表戦は結果的に逆転勝利だったものの、前半はラインがズルズルと下がって防戦一方となった。吉田は「ドイツ戦前半はラインが下がってしまった。ただそれはプレスがかかっていないからラインが下がる。いいプレスがかかっていればラインが上げられる。そこのプレスをどれだけかけるか、そしてどれだけブロックを敷くか。そこの勇気とバランスが大事になる」と反省ポイントを挙げ、対スペインの守備では特に選手間の意思疎通が重要になると説いている。
「いい守備をするにはみんなが確信を持って、これで守れるとまず思わないといけないと思います。そのベースをどう決めるか。その後に、『ここに行ったらこうくる』、『ここに入ったらこの人が行くよね』という確信が非常に大事になってくる。こういうチームに対して、中途半端なプレス、疑問や不安を抱えながらプレスに行くことは非常に危なくて。中途半端な一瞬の間合いや隙を突いてくる。そこをしっかり全員が確認し合って、明確な状態でピッチに入りたいです。その中でうまくいかなくて、相手に対策されることはあるので、そこのオプションを1つ2つ持っておくことが大事だと思います」
日本代表vsスペイン代表は日本時間12月1日28時(12月2日4時)キックオフ。フジテレビ系列/ABEMAで生放送される。