ガーナに勝利して逆転突破を狙う

豪華な攻撃陣を揃え、FIFAワールドカップ・カタール大会でも飛躍が期待されたウルグアイは苦しい時期を過ごしている。グループHでは初戦で韓国とスコアレスドローで終了すると、第2戦のポルトガル戦では0-2と敗戦。グループステージ突破に向けて次戦はガーナとの直接対決が控えている。

不調の原因はやはり攻撃陣だろう。チームの絶対的なエースだったルイス・スアレスやエディンソン・カバーニといったストライカーたちは35歳を迎え、パフォーマンスに衰えを感じさせる。ダルウィン・ヌニェスやファクンド・トーレスといった若い逸材たちも初のW杯で結果を残せずにもがいている。

そのためチームは、ここまで大会180分間を戦い抜いてゴールはゼロ。韓国には引き分けたため勝点1を獲得しているものの、グループHではポルトガルの最大のライバルだと見られていただけにチームが不調に陥っている現状は悔しい時期が続いているのだ。

ただ守備陣もディエゴ・ゴディンやセバスティアン・コアテスなど30代の選手たちが支えており、前線と同様に世代交代も必要になってくる。スペイン『Mundo Deportivo』ではケガで離脱中だったロナウド・アラウホが第3戦に間に合うと伝えており、彼のパフォーマンスにも期待が寄せられる。世代交代の過渡期で苦境に立たされるウルグアイ。チーム一丸となってガーナを倒し、決勝トーナメントへの切符を掴むことができるか。