メキシコ代表のヘラルド・マルティーノ監督(60)がカタール・ワールドカップ(W杯)の終戦を経て、退任を明らかにした。
メキシコ代表はアルゼンチン代表、ポーランド代表、サウジアラビア代表とともにグループCに入り、3試合を戦って勝ち点4を獲得。だが、得失点差で2位のポーランドに及ばず、3位で敗退が決まった。
メキシコ代表として8大会連続の決勝トーナメント進出を逃す結果に終わったマルティーノ監督。アメリカ『ESPN』によると、試合後の会見で責任の所在を明確にしつつ、現職を退く旨を口にしたようだ。
「我々が抱くこの酷い失望とフラストレーションの非は私にある。責任者として、このかなりの悲しみを呼び込んでしまった大きな失敗の責任はすべて私が負う。レフェリーがファイナルホイッスルを吹いた瞬間に私の契約も終了した。これ以上、できることなどない」
かつてバルセロナや、母国のアルゼンチン代表などを率いたマルティーノ監督は2019年1月からメキシコを指揮。ただ、CONCACAFネーションズリーグやゴールドカップでいずれもアメリカ代表に屈し、代表最多得点者のFWハビエル・エルナンデスを呼ばずのチーム作りにも不支持の声が少なくなかった。