ガーナ代表MFトーマス・パルティ(アーセナル/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022・グループH最終節(第3節)のウルグアイ代表戦に向けた意気込みを語った。12月1日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 初戦でポルトガル代表に2-3で敗れたものの、第2節では韓国代表との壮絶な打ち合いを制して白星を飾ったガーナ代表。1勝1敗の勝ち点「3」で現在グループHの2位に付けており、最終節で勝利すれば無条件で決勝トーナメント進出が決定する。また、引き分けた場合にも、韓国代表vsポルトガル代表の試合結果次第ではグループ通過の可能性もある。

 同国代表史上3度目の決勝トーナメント進出をかけて激突するのは、南米の”古豪”ウルグアイ代表。両者は2010年の南アフリカW杯・準々決勝でも対戦しており、PK戦に及ぶ死闘の末にウルグアイ代表が勝利した。この試合で注目を集めたのが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの”ハンド”。同点で迎えた延長後半終了間際、同選手は自陣ボックス内でガーナ代表の決定機を両手を使って阻止し一発退場。しかし、与えられたPKをアサモア・ギャンが失敗し、ガーナ代表はアフリカ勢初となるベスト4進出を逃したのだった。

 ”因縁の相手”との再戦を前に、トーマスは「2010年にあの試合があった時、僕はとても若かった。サッカーの試合は何が起こるか分からない。PKを決めて試合に勝利するチャンスはあったが、それが叶わなかった。試合に勝つために何をしなければならないのか学ぶことができた。このゲームには勝たなければならないが、過去の試合とは異なるものだ」と言及しつつ、次のように意気込みを示した。

「自分たちが望む結果を得るために努力しなければならない。我々がグループ全体で戦えるということを示したいと思う。我々はFIFAランキングでは大会全体で最下位の評価となっている。監督のプランに従わなければ目標を達成することはできないだろう。みんなから期待されているが、重要なことはチームとしてプレーすることだ。監督が求めている仕事や役割を心がけるよ」

 ガーナ代表は”因縁の相手”を下し、決勝トーナメント進出を決めることができるだろうか。注目の一戦は日本時間の12月3日午前0時にキックオフを迎える。