スペイン代表が誇る重鎮も、森保ジャパンのハイパフォーマンスに舌を巻いた。

 現地12月1日、日本代表はカタール・ワールドカップ第3戦でスペインと戦い、2-1の逆転勝利を収めた。前半は先制点を奪われるなど終始苦しい展開を余儀なくされたが、ドイツ戦と同じく後半に人海戦術を駆使して形勢を一変。堂安律と田中碧のゴールでスコアをひっくり返すと、その後のスペインの猛攻を凌いで逃げ切った。

 試合後、スペイン・メディアの取材に応じたのが名手セルヒオ・ブスケッツだ。4度目のワールドカップを戦う34歳は、「勝ちたかったし、それを実現できると信じて疑わなかった。でも日本は予想以上にタフな相手だったよ」と語り、世界が驚いた一戦を次のように振り返った。
 
「本当のところ、僕たちが完全にゲームを掌握して勝ち切れると思っていた。でも後半、日本のカウンターアタックは強烈でパワフルだったよ。唖然とさせられたというか、対応し切れなかったことが悔やまれてならない。守っても日本は用意周到だった。2ライン間のスペースをチームで連動して埋めて、巧妙に封じられてしまったんだ。しっかり課題を改善して、ノックアウトラウンドに向かう必要がある」

 グループEを首位突破した日本は、ベスト16でクロアチアと対戦。かたやスペインはモロッコとの対戦が決まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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