Y.S.C.C.横浜の元日本代表MF松井大輔が12月2日、自身のYouTubeチャンネルでカタール・ワールドカップの日本対スペイン(2-1)について語った。
松井はまず「凄かった」としたうえで、試合内容について語り出した。1点を先制されて劣勢だった前半を「5-4のブロックを組んで。ディフェンダー5枚、ミッドフィルダー4枚、そして前田大然が1人前にいる形で。最少失点で行こうと。『0-0だったらいいな』という感じで進んだ」と分析。
11分にアルバロ・モラタにゴールを決められた際には、「『スペイン強いな。あと何点取られるんだ』という感覚に陥った」と素直に認める。
それでも、三笘薫と堂安律が投入された後半は「ガラッと変わった」。48分の堂安の同点弾は「三笘がしっかりと、前半には無かったハイプレッシャーからの、堂安の振り抜き。素晴らしいゴールだった。これ絶対いけるぞ、とスタジアムの雰囲気も日本寄りになって」と振り返る。
さらに、51分の田中碧の決勝弾については「三笘がやってくれた。あそこで信じながら、ボールを最後、残して」と称えた。
森保ジャパンはボールポゼッションではスペインに遠く及ばなかったが、「勝ったチームが強い」として、「ドイツとスペインに勝つという偉業を成し遂げた選手。監督もそうだけど、選手がピッチのなかで戦術を理解して。プラス、どう対応するかを一人ひとりが考えながらやっていた」と称賛する。
特に、伊東純也や三笘が「ディフェンダーではない選手が、しっかりとサイドを抑える。しっかり守れる」と、ウイングバックの守備の役割を果たした点に注目した。
そのうえで、「日本のサッカーはすごく進歩している。これだけできているという証明」として、今後は世界から日本が「リスペクトされる可能性が高くなってきた」と語る。
松井は最後に、「本当、凄い試合をしてくれた。日本のワールドカップフィーバーがまた始まるのではないか。サッカーをもっと楽しんでほしいし、このドラマは続く」と期待を寄せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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