クロアチア代表MFロヴロ・マイェル（レンヌ／フランス）が、5日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16日本代表戦への意気込みを示した。3日にクロアチアサッカー連盟の公式サイトがコメントを伝えた。

　ドイツ代表とスペイン代表を下してグループEを首位通過した日本代表。この結果にはマイェルも衝撃を受けた模様で、「僕たちは誰も日本代表が突破するとは予想していなかった。サッカーはクオリティだけでなく、ハートが最も重要であることを示した。彼らは他の選手よりもそれを示してくれた」と日本代表の快進撃に賛辞を送った。また対戦については、「スプリント勝負やデュエルが多くなる難しい試合になるだろう」と予想している。

　海外メディアの予想ではクロアチア人気だが、「僕たちの方が人気だとは思っていない。僕たちはできる限りの準備をする。それ以外のことは考えていない。今大会でどれだけのサプライズがあったかを見れば、勝利予想の話をするのは難しい。相手よりも自分たちのことを見るようにしている」とマイェルに慢心はない。

　日本代表の中で警戒すべき選手を問われたマイェルは、「誰か一人を選ぶことはできない。確かに驚異的な選手も出てきているが、彼らの最大の強みはチーム力にある。そこにフォーカスして、さらに細かい部分を通して、個々のクオリティが見えてくるはずだ」と回答。一方、自分たちの団結力にも自信を示している。

「僕たちは個に頼っていない、それが今のサッカーの鍵だと僕は思っている。大きな大会に出場し、素晴らしい結果を残してきた選手と、新しいエネルギーをもたらしてくれる若い選手…。僕たちは経験も若さも完璧にミックスされている。僕たちは非常にモチベーションが高く、それが最大の強みだ」