点取り屋が各チームで躍動している
FIFAワールドカップ・カタール大会はここまで順調に日程が消化されており、グループステージが終わったばかりだが、早くもラウンド16がスタートしている。オランダ対アメリカ、アルゼンチン対オーストラリアが行われ、オランダとアルゼンチンが順当に駒を進めた。
英『The Telegraph』では現時点での得点ランキングを紹介しており、誰が最終的にゴールデンブーツを獲得するのか予想している。
現時点でのトップは3ゴールのリオネル・メッシ、アルバロ・モラタ、マーカス・ラッシュフォード、コーディ・ガクポ、キリアン・ムバッペ、エネル・バレンシアの6人だ。エクアドル代表のバレンシアはグループステージ敗退となっており、実質の上位はこの5人になる。
前回のロシア大会ではハリー・ケインが6ゴール、前々回のブラジル大会ではハメス・ロドリゲスが6ゴール、2010年の南アフリカ大会はディエゴ・フォルラン、トーマス・ミュラー、ウェズレイ・スナイデル、ダビド・ビジャの4人が5ゴールを挙げている。現時点で3ゴールを決めている選手はこれらの数字を更新する可能性を持つ。
得点ランキングはその決定力も大事だが、決勝まで勝ち進むことが重要だ。その分プレイタイムが多いため、チャンスがある。組み合わせでいえばメッシのいるアルゼンチンとガクポのいるオランダはすでにラウンド8で潰しあうことが決まっている。イングランドのケインとラッシュフォードも次のステージでフランスのムバッペとぶつかる可能性があり、勝者の点取り屋がゴールデンブーツ獲得に一歩近づく。
日本はドイツ戦、スペイン戦でそれぞれゴールを決めた堂安律が2ゴールで虎視眈々と上位を狙っている。クロアチアを倒したとしても次はブラジルであり、どこまで堂安はゴールを伸ばせるのだろうか。
意外なのは王国ブラジルで、ここまで3試合で3ゴールと控えめだ。リシャルリソンとカゼミロがゴールを挙げており、ネイマールが復帰すれば一気にゴール数を増やすかもしれない。
W杯後半戦の見どころとなる得点王争い。ケインは2大会連続でゴールデンブーツに輝く可能性もあり、最後まで注目したい。