韓国の解説委員がグループ突破を果たした日本について言及

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランク24位)は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦する。韓国放送局「MBC」のソ・ヒョンウク解説委員はグループ突破を果たした日本について触れ、「日本のサッカーファンにお詫び申し上げます」と謝罪している。韓国紙「朝鮮日報」が伝えた。

 記事では、カタールW杯抽選会までさかのぼる。日本がドイツやスペインなど優勝候補と同グループになった際、ソ・ヒョンウク解説委員は日本を嘲笑する発言をしていたという。そうした発言に対する謝罪だった模様で、「MBCのソ・ヒョンウク解説委員が2日、自身のYouTubeチャンネルで謝罪映像を掲載した」と言及。「日本サッカーが私の傲慢な判断を覆しました。日本のサッカーファンにお詫び申し上げます」と語ったと伝えた。

 さらに「ソ・ヒョンウク解説委員が、日本代表チームが『奇跡のドラマ』を成し遂げた直後に公開謝罪したことは勇気ある行動と評価される」と指摘している。

 日本はクロアチア代表、韓国代表はブラジル代表とそれぞれ16強で激突する。一筋縄ではいかない相手だが、日本と韓国がともに勝利するとベスト8で夢の日韓戦が実現する。

 記事では「欧州・南米諸国が強豪として君臨したW杯の舞台で、日本と韓国が並んでベスト8入りし、アジアサッカーの威力を発揮してほしい。しかし、両国のうちどちらのチームが、あるいは両チームがいずれも落ちるとしても、互いに励まし合うスポーツ精神を失わないでほしい。MBC解説委員の謝罪は、すでにその土台になっている」と結んでいた。(FOOTBALL ZONE編集部)