運命のスペイン戦では堂安と三笘の活躍で逆転勝利

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。そのなかで、グループリーグ第3戦で日本に敗れたスペイン紙は、MF三笘薫(ブライトン)とMF堂安律(フライブルク)に注目している。

 1勝1敗でグループリーグ第3戦を迎えた日本は、スペイン相手に前半を1点ビハインドで折り返したが、後半3分に途中出場の堂安が強烈なシュートを叩き込んで同点。さらに、その3分後には三笘の折り返しをMF田中碧(デュッセルドルフ)が押し込んで勝ち越し、この1点を守り抜く形で2大会連続の決勝トーナメント1回戦進出を果たした。

 初のベスト8を懸けて対戦するのはクロアチア。スペイン紙「マルカ」は、「三笘薫と堂安律がW杯のゲームチェンジャー」と見出しを打ち、2人の切り札に注目している。

「日本がグループリーグで挙げたのは、ただの2勝ではない。1938年のブラジル、1970年のドイツだけが、同一大会でハーフタイムに負けていた2試合で勝利した。堂安と三笘は今大会の2大ゲームチェンジャーとしての地位を確立した」

 記事では、元イングランド女子代表GKカレン・バーズリーが英公共放送「BBC」に対し、「交代は本当に効果的だった」と語ったコメントも紹介しており、クロアチア戦でも三笘と堂安の起用には注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)