過去のW杯成績を挙げ、日本の挑戦を取り上げる

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランク24位)は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表(同12位)と対戦する。韓国メディアは「アジア勢の準々決勝へ…日本の4度目の挑戦」と決戦を取り上げている。

 グループリーグを2勝1敗(4得点3失点)のE組首位で通過した日本は、決勝トーナメント1回戦でMFルカ・モドリッチ率いるクロアチアと対戦。初のベスト8に向けて前回大会の準優勝国との熱戦が予想される。

 そんななか、韓国の総合ニュースサイト「news1」で日本の過去成績について「2002年の日韓大会、ラウンド16のトルコ戦ではゴールポストという不運な状況でセットプレーで勝ち越し点を許し敗退。南アフリカ大会のラウンド16ではパラグアイにPK戦の末に敗れ、ロシア大会のラウンド16ではベルギーに2点を先制され3失点して敗退した」とベスト16の高い壁をなかなか超えられていないことを伝えた。

 そのうえで、「日本は今大会で最も注目されているチームの1つ」と今大会の日本を紹介。「グループリーグで『死の組』を突破した日本は、前回大会準優勝のクロアチアを上回る史上初の準々決勝進出に向けて、その意志を燃やしている。ジンクスを打ち破ろうと意気込んでいるのだ」とグループリーグでドイツ代表とスペイン代表を破ってきた強さと勢いを報じている。

 さらに、記事では日本の懸念点についても「日本はクロアチアとワールドカップで2度対戦しているが、一度も勝ったことがない」と対戦経歴を出しつつ「主力DFの板倉滉が累積警告でラウンド16に出場できず、グループリーグ最終戦で冨安健洋がケガから復帰したが、体調はまだ万全とはいえない」と主力メンバーの状態にも指摘を加えた。

 クロアチア戦は日本時間12月6日0時キックオフとなっている。初のベスト8、それ以上の結果を求める森保ジャパンの真価が問われる一戦になりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)