最適解は誰だ
ドイツ代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会に臨んだGKマヌエル・ノイアー。しかしグループステージ初戦で日本相手に2失点を喫すると、続くコスタリカ戦でも2失点。クリーンシートゼロ、3試合5失点で今大会を終えることになった。
そんなノイアーはブンデスリーガ再開までの休暇を活用し、スキーツアーに参加したようだが、その際、下腿部を骨折してしまったようだ。手術は無事成功となったが、今季絶望なようで、ノイアーの22-23シーズンは最悪の年に。
ノイアーを除くバイエルンのGKは2人で、ベテランのスヴェン・ウルライヒと若い19歳のヨハンズ・シェンクがいる。彼らで残りのシーズンを戦うという選択肢もなくはないが、補強が最善手といえる。
候補はいくつか挙がっており、その一つがリーグ・アンのモナコにレンタルで出されているアレクサンダー・ニューベルのローンバックだ。またクロアチア代表で日本の前に立ちはだかったディナモ・ザグレブのドミニク・リヴァコビッチも候補に浮上している。
「ヤンは自分が我々にとって非常に重要な存在であることを理解している。でも、個人的な目標もある。別のクラブでプレイしたいかもしれないし、別のチャンピオンシップを勝ち取りたいかもしれない」
独『GladbachLIVE』ではボルシアMGのスポーツディレクターであるローランド・ヴィルクス氏はヤン・ゾマーの去就について話している。スイス代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会に出場した名手とクラブとの契約は今季の末までとなっており、未だ契約延長の話は聞こえてこない。W杯後の進退について決まるとされていたが、まだなのか。またゾマーにはマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せており、油断できない状況となっている。
バイエルンはノイアーが抜けた穴を埋めるために冬の移籍市場で動くことになるだろう。候補は多く、誰がドイツの絶対王者に加わるのだろうか。