ブラジルサッカー連盟(CBF)は12日、ブラジル代表の新監督に関する声明を発表した。

カタール・ワールドカップ(W杯)で史上最多6度目の優勝を目指したブラジル。グループステージを順調に勝ち上がった中、ラウンド16では韓国代表を一蹴。そのまま勢いに乗るかと思われたが、準々決勝ではクロアチア代表に苦戦。PK戦で敗退となった。

失意の敗退となった中、チッチ監督が退任を発表。ネイマールやダニエウ・アウベスらからは感謝のコメントが寄せられていた。

そんな中、後任監督の話題に。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督やレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督らが浮上するなど、噂は様々だ。

しかし、CBFはこうした後任監督に対して、正確な情報が出ることは2023年1月まであり得ないと声明を発表。全ての関係者と言われる話は、CBFから出されるものではないと完全否定した。

「CBFはエジナウド・ロドリゲス会長が、連盟関係者(副会長、理事、幹部、職員)及び、連盟の関係者以外に対し、2026年のW杯予選に向けたブラジル代表チーム編成に関わる、監督や関係者の任命は会長以外ができないことを改めて発表します」

「また、CBFはこのテーマについて、組織を代表して発言することを禁じています」

「11月17日に発表されたメモでは、CBFの公式見解は既に伝えられています。新監督とコーチングスタッフの発表は、2023年1月にのみ行われます」

「CBFはエジナウド・ロドリゲス会長が、真剣かつ公平に、そして穏やかに、圧力に関係なく、選定のプロセスを行うことを強く望んでいます」

「全ては今後数年間、ブラジルサッカーのために最善を尽くすという最終目標のもと、経営陣のガイドラインに従い、責任をもって明確に実施されます」

CBFとしては、新監督やスタッフについて話すことも禁じており、関係者の話という噂もあってはならないという。

ロドリゲス会長はこの件について言及し、公式発表があるまでは全てウソの情報だとコメント。そんな権限はないとした。

「この話題は、家族にも話さない。したがって、CBFの役員や職員は、セレソン(ブラジル代表)の将来について発言する権限は持っていない」

「誰が話しても、マスコミの仕事に損害を与え、ファンに誤った情報を与える上に真実を語っていない。これは失礼な話だ」

「全てのプロセスは、完全な公平性、時間、必要な分析によって行われる」

外国人監督を迎えるという噂も出た中でのCBFが噂全てを完全否定。1月の発表が待たれるところだ。
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