来夏こそ移籍となるか

スペイン代表の一員としてFIFAワールドカップ・カタール大会を戦ったレアル・マドリードのFWマルコ・アセンシオ。彼の獲得にパリ・サンジェルマンが興味を抱いているようだ。
 
夏の時点で移籍が噂されながらも、結局レアルに残留したアセンシオ。彼が主戦場とする右ウイングにはMFフェデリコ・バルベルデとFWロドリゴ・ゴエスが立ちはだかっており、今季の公式戦出場数は15試合、うち先発出場は3試合に留まっている。
 
一方、ワールドカップにおけるスペイン代表では主に偽9番的な役割を任せられ、4試合中3試合でスタメンに抜擢された。7発大勝を飾った初戦のコスタリカ戦でこそチーム2点目を奪ったが、大会を通じて世間の評価を覆すような活躍は見せられなかった。
 
そんなアセンシオとレアルの契約は今季限りとなっており、引き続き彼の去就には注目が集まる。スペイン『Fichajes.net』によれば、リーグ・アン王者のPSGがアセンシオの獲得を視野に入れているようで、来夏の獲得を検討しているという。
 
PSGにはFWリオネル・メッシ、FWキリアン・ムバッペ、FWネイマールという絶対的な攻撃の軸が3人いるが、メッシとの契約は今季いっぱいで満了となる。そういった事情も踏まえ、彼らは前線の強化を目指しており、マンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードなどが獲得候補にあがっている。同メディアによれば、現状アセンシオはラッシュフォード獲得失敗時のプランBに位置づけられているようだ。
 
若かりし頃から期待されながらも、結局レアルで中心選手になることはできなかったアセンシオ。彼はこれまでスペイン国内クラブでしかプレイしたことがなく、心機一転、フランスに新天地を求めてみるのも面白いだろう。