前日会見にコロンビア代表のロレンソ監督とFWアリアスが出席
3月28日に行われる日本代表との試合に先立ち、コロンビア代表のネストル・ロレンソ監督とFWジョン・アリアス(フルミネンセ)が前日会見に出席。日本を「素晴らしい先鋭チーム」と称えつつ、「勝利を収めたい」と気を引き締めている。
コロンビアは24日に韓国代表と親善試合を行い、2-2のドローに終わった。日本も同日のウルグアイ代表戦で1-1の引き分けに終わっており、どちらも“勝利”という1つの結果が欲しいところだ。
ロレンソ監督は「日本は両サイドに速い選手たちがいて、攻守の切り替えであったり、攻撃も非常にコンパクトでサイドを縦とピッチを幅広く使いながら戦う事のできるチーム」と印象を述べつつ「カタール・ワールドカップ(W杯)で難しい相手に素晴らしい成績を残した日本が相手ということで、自分たちが今どれほどの位置にいるのかを知る絶好の機会だ」と意気込みを語った。
同席したアリアスは「明日の試合は私たちにとってとても良いチャレンジになると思う。日本代表はここ数年で大きな成長を遂げてきた素晴らしい先鋭チームですしレベルの高い選手たちも揃っている。サッカーの考えかたも非常に興味深い」と日本のサッカーに興味を示しつつ「私たちが現在掲げている目標に向けて、明日の試合が役立つことを願っています」と冒頭で語った。
日本に対し、印象を聞かれたロレンソ監督は「これまでの日本の戦いぶりを見てきたが、大きな進化を遂げている。日本の選手たちが世界のトップリーグで戦うようになり、またJリーグに関してもユースカテゴリーから才能のある選手たちを次々輩出している」と国内外で選手が育っており「2、30年前はそうしたトップリーグで活躍する選手はいなかったので、日本が良い取り組みを行っている表れだと思う」と賛辞を贈っている。
ロレンソ監督は、そうした日本を相手に「難しい試合なる」と予想しつつ、「コロンビアの一番強みは世界サッカーの中でトップのレベルまで達していること。チームを作っている途中で若い選手を起用しているが、彼らとともに勝利を収めたい」と譲らない姿勢を貫いていた。(FOOTBALL ZONE編集部)