頭脳スポーツ・テーブルゲーム界に一石を投じる挑戦だ。プロ麻雀団体「RMU」は、対戦型麻雀ゲーム「雀魂」を用いての、公式タイトル戦開催を発表した。これまで、いわゆる「ネット麻雀」を利用した大会は、プロが参加するものもあったが、プロ団体の公式タイトル戦は異例中の異例。さらに決勝卓など、大会が終盤に進むとリアル麻雀に移行するものも多いが、今回の大会は予選から決勝まで、全てネット麻雀でやり通すという。将棋・囲碁といった他の競技でも、カンニングやソフト使用といった不正を避けるために、ネット対戦での公式戦には慎重な姿勢がある中、なぜこのタイミングで麻雀のタイトル戦が“参戦”したのか。所属プロが300人を超すRMU代表のプロ雀士・多井隆晴に経緯を聞いた。