Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
【映像】ABEMAでみる
この記事の写真をみる(15枚)

 2018年に創立され、日本中の麻雀ファンを熱狂させているプロ麻雀リーグ「Mリーグ」。シーズンを重ねるごとに、数々の名プレーやドラマが生まれ、著名人の中にもファンが増え、将来のMリーガーを目指してプロ雀士に挑戦する人も増えています。将来的にはオリンピックの競技に入るという、高い理想を掲げて行われているMリーグについて、より楽しむために成績や試合の状況をチェックする方法をお伝えします。

Mリーグ2020 - 本編
Mリーグ2020 - 本編

プロ麻雀リーグ「Mリーグ」とは

Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

 Mリーグは、2018年に発足した世界初と言われるプロ麻雀リーグです。チェアマンにはサイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏、最高顧問にはJリーグの初代チェアマンである川淵三郎氏が務めています。参加する選手は日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMUのプロ5団体に在籍する選手がドラフト会議を経て、企業がスポンサーとなっているチームに参加します。最低年俸は400万円で、麻雀にとってマイナスイメージとなっている賭博への関与を固く禁じており、明らかになった場合は解雇などの処罰などがあります。また、プレーを妨げたりする行為に対して、イエローカード・レッドカードが導入されています。1チーム3~4人で構成されますが、優勝賞金は5000万円と夢のある金額になっています。

Mリーグ2020 Mリーガー自己紹介
Mリーグ2020 Mリーガー自己紹介

プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の仕組み

Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

 Mリーグはスタートした2018シーズンは7チームでしたが、翌2019シーズンからは8チームになっています。各チーム、ドラフトで獲得した3人ないし4人でチームを構成、試合のある日は1日2試合行います。1年はレギュラーシーズン・セミファイナルシリーズ・ファイナルシリーズの3つに分かれており、レギュラーシーズンの上位6チームがセミファイナルシリーズへ、さらに上位4チームがファイナルシリーズに進出します。それぞれ次のステージに進む際には、チームのポイントが半減になるので、ぎりぎりで通過したようなチームでも、そこからの挽回が大いに期待でき、実際に2018シーズン、2019シーズンの優勝チームは、ファイナルシリーズに4位で滑り込んだチームでした。

 リーグは例年9月下旬~10月初旬に開幕します。2020シーズンはレギュラーシーズンを各チームが90試合、セミファイナルシリーズでは各16試合こなし、ファイナルシリーズは12試合で行われます。プロ麻雀界において初めてといっていい本格的なプロリーグですが、個人に関する表彰も設けられています。現在は個人のトータルスコア、最高スコア、4位回避率の3部門で、それぞれレギュラーシーズンの成績で、全日程終了後に表彰されます。

Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

 Mリーグは2020シーズン時点で8チーム、全30選手で構成されています。ルールで、チームは男女混声で作ることが決められており、女性選手も10人います。2019シーズンのMVPは女性選手で、麻雀が男女の差なく戦える頭脳スポーツである証しにもなっています。

Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【赤坂ドリブンズ】(博報堂DYメディアパートナーズ)


 園田賢(最高位戦)、村上淳(最高位戦)、鈴木たろう(最高位戦)、丸山奏子(最高位戦)の4人で構成されているチームです。Mリーグ初年度となった2018シーズンは、園田・村上・鈴木の3人構成で、レギュラーシーズンをぎりぎりの4位でファイナルシリーズに滑り込む(当時セミファイナルはなし)と、ファイナルシリーズでは一気にポイントを伸ばし優勝。初代王者に輝きました。プロ麻雀界の中でもストイックに麻雀を研究するメンバーたちであることが知られ、プロ歴の浅い丸山選手に3人の先輩選手が指導役を担うという、育成もテーマに掲げているのが特徴です。

【1月 赤坂ドリブンズ】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 赤坂ドリブンズ】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【EX風林火山】(テレビ朝日)


 二階堂亜樹(連盟)、滝沢和典(連盟)、勝又健志(連盟)の3人で構成されているチームです。3人とも、日本プロ麻雀連盟のスター選手として知られており、多くを語らずともチームメイトの意図が伝わるような顔ぶれになっています。チームカラーとしては、バランス重視、やや守備寄りというのが基本形ですが、攻め合いになっても十分に戦い抜ける雀力を持ち合わせています。

【1月 EX風林火山】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 EX風林火山】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【KADOKAWAサクラナイツ】(KADOKAWA)


 2019シーズンから新規に参戦したMリーグ8つ目のチームで、メンバーは内川幸太郎(連盟)、岡田紗佳(連盟)、沢崎誠(連盟)、堀慎吾(協会)の4人です。初参加だった2019シーズンは、内川・岡田・沢崎の3人体制でしたが、リーグ最年長の沢崎選手が大活躍。いきなりファイナルシリーズ進出を果たし、4位でシーズンを終えました。2020シーズンから堀選手が加入し、さらにパワーアップしたチームです。エンタメコンテンツを提供している会社のチームだけに、現役モデルでもある岡田選手を中心とした、各種メディアへの発信やコンテンツタイアップなどに長けています。

【1月 KADOKAWAサクラナイツ】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 KADOKAWAサクラナイツ】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【KONAMI麻雀格闘倶楽部】(コナミアミューズメント)


 佐々木寿人(連盟)、高宮まり(連盟)、前原雄大(連盟)、藤崎智(連盟)の4人で構成されるチームです。2018シーズンは佐々木・高宮・前原の3人、2019シーズンは藤崎選手が加入しました。4人とも日本麻雀連盟に在籍しており、何度も対戦してきただけにチームワークもばっちり。チームカラーは超攻撃型で、ルール上トップとラスが同数でもポイントはプラスになることから、ひるまずどんどん前に出ていくスタイルです。役がリーチしかないケースでも相手を威圧していく「がらくたリーチ」もファンの知るところですが、この中で藤崎選手だけが“忍者”という異名のもと、常にバランスを見た戦い方をしています。

【1月 KONAMI 麻雀格闘倶楽部】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 KONAMI 麻雀格闘倶楽部】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【渋谷ABEMAS】(サイバーエージェント)


 多井隆晴(RMU)、白鳥翔(連盟)、松本吉弘(協会)、日向藍子(最高位戦)という4人で構成されるチームです。リーグのチェアマンでもある藤田晋氏が監督を務めることでも知られます。“最速最強”の異名を持つリーダー多井選手が、白鳥選手、松本選手という後輩雀士を引っ張り、2019シーズンから加入した日向選手が、チームを癒やす存在にもなっています。初年度から唯一、2年連続でファイナル進出を果たした実力派チームでもあります。

【1月 渋谷ABEMAS】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 渋谷ABEMAS】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【セガサミーフェニックス】(セガサミーホールディングス)


 魚谷侑未(連盟)、近藤誠一(最高位戦)、茅森早香(最高位戦)、和久津晶(連盟)という4人で構成されるチームです。2018シーズンは魚谷・近藤・茅森と、当時の7チームで唯一女性を複数起用したことで話題になりましたが、2019シーズンのドラフトで和久津選手を指名し、さらに女性を追加。他の7チームが女性1人ずつながら、男性3・女性1という珍しい構成になっています。ただ、その実力は確実なものがあり、2019シーズンは準優勝を果たし、魚谷選手も個人MVPを獲得しました。

【1月 セガサミーフェニックス】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 セガサミーフェニックス】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【TEAM雷電】(電通)


 萩原聖人(連盟)、瀬戸熊直樹(連盟)、黒沢咲(連盟)の3人で構成されるチームです。俳優でもある萩原選手は、このMリーグに参加するために、プロ雀士となるべく日本プロ麻雀連盟にも入りました。手役派3人が揃ったチームで合言葉は、瀬戸熊選手が何気なく発した言葉から生まれた「雷電の麻雀はおもしろいんです!」。ファンの間では「RMO」という略語としても浸透しています。どの選手もスケールの大きい麻雀を打つので、試合も華々しいものが多いです。

【1月 TEAM RAIDEN / 雷電】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 TEAM RAIDEN / 雷電】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグのチーム紹介【U-NEXT Pirates】(U-NEXT)


 小林剛(麻将連合)、朝倉康心(最高位戦)、石橋伸洋(最高位戦)、瑞原明奈(最高位戦)という4人で構成されるチームです。共通点はデジタル思考であること。朝倉選手、瑞原選手はネット麻雀「天鳳」での活躍も、ファンの知るところです。“麻雀ロボ”の異名も持つ小林選手を中心に、2019シーズンはレギュラーシーズンを6位、セミファイナルシリーズを4位と、ぎりぎりで通過。ファイナルでは石橋選手が絶好調だったこともあり、初優勝を手にしました。

【1月 U-NEXT Pirates】大和証券 Mリーグ2020 オフショット
【1月 U-NEXT Pirates】大和証券 Mリーグ2020 オフショット

Mリーグの主な成績

Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

 Mリーグでは過去のシーズンで様々な成績、記録が生まれています。中にはかなりレアなものも出ていたり、選手の特徴がはっきりと出ていたりするものもあります。過去のシーズンの成績を振り返ってみましょう

Mリーグ2020 - 特番 - 実況3人揃い踏み!2020年振り返り 年の瀬SPECIAL
Mリーグ2020 - 特番 - 実況3人揃い踏み!2020年振り返り 年の瀬SPECIAL
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグ・2018シーズンの成績


2018年ファイナルシリーズのランキング

1位 赤坂ドリブンズ +594.5
2位 EX風林火山 +83.0
3位 渋谷ABEMAS ▲147.0
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲282.0

2018年レギュラーシーズンのランキング

1位 EX風林火山 +281.7
2位 渋谷ABEMAS +184.6
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +39.2
4位 赤坂ドリブンズ ▲8.7
5位 U-NEXT Pirates ▲99.2
6位 セガサミーフェニックス ▲170.1
7位 TEAM雷電 ▲227.5

 記念すべき1年目のシーズンですが、レギュラーシーズンを1位で通過したのはEX風林火山でした。トータル+281.7で、滝沢選手が+314.8と大活躍しチームを牽引しました。その滝沢選手をしのぐほどのポイントを稼いだのが2位通過を果たした渋谷ABEMASの多井選手。+476.3を稼ぎ出し、個人MVPに輝きました。

 ただ、この2チームがすんなり優勝しないところが、麻雀、さらにはチーム戦のおもしろいところ。レギュラーシーズン4位だった赤坂ドリブンズが、ファイナルシリーズに入って躍動。終わってみれば2位以下に500ポイント以上の差をつける+594.5の圧勝で、初代Mリーグ王者に輝きました。ファイナルシリーズに限れば、個人ポイント上位3人が全て赤坂ドリブンズという快進撃でした。

Mリーグ2018 - 本編
Mリーグ2018 - 本編
Mリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績をチェックするには チーム、選手、歴代記録の各種情報まとめ
拡大する

Mリーグ・2019シーズンの成績


2019年ファイナルシリーズのランキング

1位 U-NEXT Pirates +244.7
2位 セガサミーフェニックス +185.1
3位 渋谷ABEMAS +78.0
4位 KADOKAWAサクラナイツ ▲249.1

2019年レギュラーシーズンのランキング

1位 セガサミーフェニックス +495.5
2位 渋谷ABEMAS +273.9
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +195.0
4位 KADOKAWAサクラナイツ +48.4
5位 TEAM雷電 ▲80.1
6位 U-NEXT Pirates ▲202.3
7位 赤坂ドリブンズ ▲276.3
8位 EX風林火山 ▲474.1

 7チームから8チームに増えた2019シーズンですが、レギュラーシーズンを制したのは、セガサミーフェニックスでした。チームポイントは2位渋谷ABEMASに約220ポイント差をつける+495.5。さらに個人の3部門のうちトータルスコア、最高スコアの2部門で魚谷選手がトップ、4位回避率で近藤選手がトップと、全部門を同一チームで独占しました。

 ただ、優勝したのはU-NEXT Piratesでした。レギュラーシーズン、セミファイナルシリーズをぎりぎりで通過すると、ファイナルシリーズでは4選手が全てプラスを叩き出す絶好調モードに。大逆転での優勝劇に、涙する選手も見られました。

Mリーグ2019 - 本編
Mリーグ2019 - 本編

Mリーグの成績まとめ

 Mリーグの成績は、リーグ公式ホームページで毎日更新されています。年々、サイトも充実し、個人別の情報については、順位だけでなく平均打点、副露率、リーチ率など細かいものも確認することができます。各情報を確認して、より試合を楽しみましょう。

Mリーグ 配信情報まとめ
Mリーグ 配信情報まとめ
この記事の写真をみる(15枚)