「日本は僕のふるさとだから…。」
日本にいたい一番の理由は?との質問にそう返したのは、強制退去処分の取り消しを求め、訴えを起こしていたウォン・ウティナンくん(16)。
東京高裁は6日、その訴えを退ける判決を言い渡した。
ウティナンくんの母親は不法滞在中の2000年、山梨県でタイ人男性との間にウティナンくんを授かったが、男性とは別れ、母子二人で生活してきた。
2014年、母親の不法滞在を理由にウティナンくんに日本からの強制退去処分が言い渡されたことから、それを不服とし、処分の取り消しを求めて裁判を起こしていた。