臨時国会の開会を前に、れいわ新選組の船後靖彦議員と木村英子議員を迎えるためのバリアフリー工事や電源設置の準備が行われた参議院の本会議場。1日、舩後議員と木村議員は介助者に付き添われて国会入りした。
しかし、この前日までに議論を呼んだのが、議員活動中の介護サポートの問題だ。
2人は国と自治体が費用の大部分を負担する「重度訪問介護」のサービスを受けてきたが、現行制度では自宅での生活以外、すなわち通勤や仕事の間はサービスを受けることができない。木村議員は「(仮に自己負担になると)月130万円くらいかなと。これがないと何もできない。国会議員になったものの、重度訪問介護制度が使えなくなるので、初登院にも参加できない状況」と語っており、れいわ新選組の山本太郎代表はTwitterで「厚生労働省が運用を変えればいい。それが合理的配慮。一億総活躍に反するでしょ、参議院に尻を拭かせるのは」と主張していた。