「プロ」と名がつく世界は数あれど、毎年新たにプロ入りできるのはわずか数人という、とりわけ狭き門なのが将棋界。現役棋士は160~170人ほどを推移するが、アマチュアから見ればその誰もが天才レベルの強者だ。ただ、そんな棋士の中でも突出した成績を上げる者がいる。9月19日、将棋界のレジェンドとも言われる羽生善治九段(49)が、タイトル100期の大記録を達成すべく豊島将之竜王(30)への挑戦権を獲得した。この事態に若手棋士・阿部光瑠六段(26)は思わず「将棋界は人間が少ない」と口にした。もはや人にあらずといった強さを持った棋士たち。これを知ったファンからは早くも“名言認定”された。