初防衛なるか 豊島将之竜王、羽生善治九段の挑戦受ける「世間からも注目される将棋になる」/将棋・竜王戦 将棋羽生善治,豊島将之 2020/10/09 05:00 拡大する 将棋の竜王戦七番勝負が10月9日に東京・渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で開幕する。現タイトル保持者の豊島将之竜王(叡王、30)は、将棋界のレジェンドとも言われる羽生善治九段(50)の挑戦を受ける。羽生九段にはタイトル通算100期達成がかかっていることもあり、豊島竜王も「世間からも注目される将棋になるので、いい対局にしたいと思います」と語った。【中継】豊島竜王 VS 羽生九段 竜王戦開幕 大先輩の記録がかかるタイトル戦だが、自身にとっても別の壁を乗り越えるための戦いでもある。タイトル通算5期を誇り、史上4人目となる「竜王・名人」も達成、先日は叡王も奪取し二冠に復帰したが、この5期は全て挑戦者として奪取したもの。過去の3回の防衛戦では、全て失冠した。「タイトル戦に出続ける、タイトルを持って戦っていくのが目標で、この2年ぐらいはできていますが、どこかで防衛しないと厳しくなる。挑戦して奪取するのと、自分はそんなに変わらないつもりでも、相手の状態が変わるので、そこにうまく適応できればと思います」と、防衛への思いは強くなるばかりだ。 続きを読む 関連記事