「皆さん勘違いされているようだが、病院の言う“治癒”の状態と患者さんの言う“治る”は意味が違う。火災で言えば、医療がやってあげられるのは基本的に消火することだけ。そこから燃えてしまった家を新たに建て直せるかどうかは患者さんの再生能力次第だ。すぐに新しい家に住める人もいれば、1年、2年と時間がかかる人もいる。その状態を“後遺症“と呼んでいるということだ」。