静かに淡々と語る中にも、悔しさと決意が滲んだ。プロ将棋界の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」に、前回大会に続いてリーダー棋士として参戦する豊島将之竜王(叡王、30)。第3回大会は、気心の知れた後輩2人を連れてチームを作ったが、豊島竜王自身の結果もふるわず、まさかの予選敗退となった。「チーム戦が初めてということで楽しくやれたんですけど、予選落ちということで、そこはちょっと残念でした」。最高峰タイトル保持者、そして二冠保持者として、今度こそ団体戦で結果を出す。