アジア人女性として初めて、世界的人気を誇るボードゲーム「バックギャモン」で世界チャンピオンになった日本人がいる。プロプレイヤー・矢澤亜希子だ。旅行中に興味を持ったバックギャモンをインターネットで調べ、解析ソフトで学び、ネット上の猛者たちを次々と撃破すると、競合が揃う世界選手権で2度も優勝した。「ソフトを使って勉強していなかったら、初めて人と対戦した時に、いきなりプロの人を倒すようなことはなかった」と語る矢澤は、競技者が圧倒的に男性ばかりの世界の中で、バッシングにも耐えながら勝ち抜いた。バックギャモンの世界、さらには日本ではメジャーな男女が対等に戦う将棋の世界について話を聞いた。