夏休みも残りわずか。しかし1年のうち、新学期が始まる9月1日こそ、最も多くの自殺者が出てしまう日なのだ。
 そこで「苦しんでいるのは自分だけではない」「自殺することで苦しむ家族がいる」「学校に行かなくても他に道はある」と感じてほしいと開かれた開催されているのが、『「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ」展』(東京・港区の東京都人権プラザ)だ。展示には、自ら命を絶った子どもたちの写真や、生前最後に投げかけたメッセージが並ぶ。遺された遺書には、「両親、他のともだちもゴメン」「いままでありがとう」(13歳で亡くなった安達雄大さん)、「ねぇ、この気持ちわかる?組中からさけられてさ、悪口いわれてさ、あなただったら生きて行ける?私もう、その自信ない。私は、この世が大きらいだったよ」(同じく13歳で亡くなった岩脇寛子さん)といった言葉が綴られている。