将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が9月27日に行われ、中村修九段(56)が阿部健治郎七段(30)を54手の短手数で下し、二次予選進出を決めた。
1980年7月にプロデビューを果たし、プロ歴39年を数える中村九段は、過去2勝1敗の阿部七段と角換わりの出だしに。阿部七段が攻め込んだものの、中村九段は冷静に対応。短手数で受け切っての快勝となった。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。