土俵入りでは雄姿をお披露目したのに、そのわずか約1時間半後の取組は不戦敗。八日目、大関高安休場の場内アナウンスを聞いた館内の観客は、すぐには事態が呑み込めなかったに違いない。この緊急事態に取組編成を預かる審判部は大わらわだった。すでに翌日の取組は発表されていたが、割り返しとなり2日連続の不戦敗は免れた。急性の腰痛を発症させた本人は再出場の意向を示していたが十日目の割にも入っておらず、カド番脱出は極めて厳しい状況となった。