テニスの2020年シーズンは、今回が初開催となる国別対抗戦ATPカップ』で幕を開ける。1月3日からオーストラリアの3都市を舞台に繰り広げられる賞金総額約16億円の大規模なイベントで、初代チャンピオンの座を争うのは日本を含めた世界の強豪24カ国だ。
 昨年までのツアー開幕戦は、オーストラリアのブリスベン、カタールのドーハ、インドのプネー(2017年まではチェンナイ)で開催されていた。また、同じ週にオーストラリアのパースでホップマンカップという伝統的な男女混合の国別対抗エキシビション大会があった。翌週にはシドニーとオークランドでツアー大会があり、多くの選手はこれらのどこかでシーズンのスタートを切り、全豪オープンに向けての肩ならしをしてきたものだ。