将棋界のパブリックビューイングとも言うべき催し「大盤解説会」。棋士がファンの目の前で対局者の思考を読み取り、かつ検討した上での最善手も提案し、時にはおもしろトークも盛り込まれるもので、毎回盛況となる鉄板イベントだ。2月11日に行われた朝日杯将棋オープン戦の決勝では、準決勝で敗れた藤井聡太七段(17)が、師匠の杉本昌隆八段(51)とともに登場。それだけでファンは大いに沸いたのだが、将棋と同様にトーク力にも定評があるベテラン・木村一基王位(46)の“口撃”に、天才棋士が思わずたじたじとなり、大爆笑が起こる一幕があった。