吉野北人は、主演映画『私がモテてどうすんだ』の取材日、どこか楽しそうにたたずんでいた。インタビューでは素直に内面を語りながらも、ときに遊びを残した回答をしてみせ、スチールの段では静かに色気を漂わせるような表情や、陽の光を浴びて開放的な笑みを残したりと、バリエーションに富むセッションで魅了した。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのヴォーカルとしてデビューして6年、俳優としてはおよそ3年、少しずつ積み上げたキャリアが、しっかりと花開いている変化が、わずかな時間からでも見て取れる。