<大相撲九月場所>◇五日目◇16日◇東京・両国国技館
 前頭六枚目・宇良(木瀬)が前頭四枚目・大栄翔(追手風)を送り吊り出しで下し、2勝目を挙げた。豪快な大技に館内はざわつき、視聴者からも「なんつー技だ」「パワー炸裂」といった声が相次いだ。
【動画】宇良の豪快な技

 身長は176センチだが現在では体重147キロに増え、かつて“小兵”と呼ばれた頃とは比較にならないほどたくましい体つきとなった宇良。五日目の取組では、立ち合い低い姿勢で当たるとお互いに突き放すように繰り返し激突。その後は隙を見た宇良が素早く相手の背後に回り込み、大栄翔の胴体をがっしりと掴む展開に。そのまま持ち上げて豪快な送り吊り出しを決め、館内にはどよめきが沸き起こった。ABEMAで解説を務めた元関脇・豊ノ島の井筒親方は「はずに入った右手が良かったですね」とコメントした。