2020シーズンを最後に、初年度から参加していたMリーグからの勇退を決めた、元KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)。そのどっしりとした存在感と、今年で64歳とは思えない若々しい麻雀は、多くのファンを魅了した。ただチームメイトには「最初に卒業する」とも話していた前原。Mリーガーとして過ごした3年間に何を思い、後輩たちにどんな言葉を残すのか。
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 Mリーグ初年度の2018シーズン、前原はKONAMI麻雀格闘倶楽部からドラフト3巡目指名を受けて、Mリーガーになった。翌年、KADOKAWAサクラナイツが誕生、沢崎誠(連盟)が参戦したが、初年度では最年長Mリーガーだった。「がらくたリーチ」と呼ばれる、リーチのみや安いリーチでも、勝負と見れば果敢に向かっていく姿は、ファンだけでなく他のプロの指標ともなり、またそのスタイルはそのままKONAMI麻雀格闘倶楽部のチームカラーにぴったりだった。