“最速最強”多井隆晴 8歳で牌効率マスター「大人たちに自分の方が強いと認めさせた」/麻雀・Mリーグ

 数多くのプロ競技がある中で“最速最強”と、これほどまでに言い切れる選手はいないかもしれない。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」渋谷ABEMASに所属する多井隆晴(RMU)は、2018年の開幕から3年連続でレギュラーシーズン+200ポイントオーバーを記録。1年目には個人トップのMVPにも輝いた。その力は、他の選手から「圧倒的にミスが少ない」「バランスのいい完璧に近い人間」「雀力がずば抜けている」と絶賛されるほどだ。その多井は、どんな人生を送って、プロ雀士となり、トップに上り詰めたのか。麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」が、その半生を追った。

【動画】多井隆晴、牌効率を8歳でマスター

 多井隆晴は1972年、東京都出身。幼少期に家庭麻雀を見て育った。「大人たちが一喜一憂しているのがおもしろかった。普段と全然違う大人たちの一面が見えた」。いつもは物静かな大人でも、いざ麻雀となれば熱くなる。それほどまでに大人を興奮させるゲームがあれば、子どもが興味を持つのも無理はない。ただ、多井の場合はここからが違った。大人でも覚えるのに時間がかかる牌効率(テンパイに至る確率や早さ)も、わずか8歳にしてマスターしたからだ。「効率はわかっていましたよ。そういうゲームだともわかっていました。大人たちに自分の方が強いと認めさせました」と、自分よりも弱い大人に教えるようになり、地元ではちょっとした有名人になった。

 学生時代、周囲が青春を謳歌する中でも、麻雀漬けの日々を送った。「極められなかったんです。理不尽なことも起こるし、強い人が勝つわけじゃない。運の要素もすごくある。自分の思い通りにならないから続けちゃった」と、クリアのないゲームに没頭し続けた。ただ、学生だった多井は社会人になるまで、プロ雀士という存在を知らなかった。一部上場の証券会社に入社し、成績は上々。同世代の倍は稼いでいたという。ただ、この会社に入ったことが、後のプロ雀士・多井を生む。
 

“最速最強”多井隆晴 8歳で牌効率マスター「大人たちに自分の方が強いと認めさせた」/麻雀・Mリーグ


 「麻雀にはすごく自信があったんですが、証券会社の部長さんか誰かに『プロより強いよ』って言われたんです」。ここでようやく、プロ雀士という世界に触れる。プロの試合を観戦し、さらにはアマチュアに参加資格があった大会に出場すると、いきなり決勝進出。1995年には日本プロ麻雀連盟に入ると、直後に新人王を獲得し、そのままプロ麻雀界のスターダムに駆け上がった。

 研究の量は誰にも負けないと繰り返す。「みんながやっていない練習を20何年やってきた」ことで、ある時、相手の手牌13枚を全て言い当てたことすらある。まさに牌が透けて見えるほどの鍛錬を積んでいるからこそ、今の地位と実力、人気がある。まもなく開幕を迎えるMリーグ。4年目に悲願のチーム優勝を目指す多井の目には、また他の選手とは違ったものが見えている。
(ABEMA/熱闘!Mリーグより)
 

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【動画】視聴者が騒然となる驚異の読み
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