<大相撲九月場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
前頭八枚目・翔猿(追手風)が、前頭十六枚目・徳勝龍(木瀬)を下した一番の決まり手は「首投げ」。解説を務めた元大関・豪栄道の武隈親方は、現役時代の自身の伝家の宝刀を目の当たりにし、エピソードを語った。
身長175センチ、体重134キロの翔猿に対し、身長182センチ、体重191キロの徳勝龍。立ち合い、正面からぶつかっていった両者だが、体格差のある徳勝龍に翔猿は力で押され土俵際に追い込まれる。後がない中で翔猿は豪快に首投げを放つと、徳勝龍が裏返り、館内は沸き上がった。翔猿は5勝目を挙げ、一方の徳勝龍は9敗目を喫した。
この一番を受け、ABEMAで解説を務めた武隈親方は「取り組み内容はギリギリでしたけれど、翔猿にとって白星はなによりの薬になるんじゃないかなと思います。これで流れが変わって、明日から良い気分で臨めるんじゃないですか」とコメントした。
それから実況を担当していた高橋大輔アナウンサーから「あの逆転の首投げは親方の現役時代を思い出したのですが、いかがでしたか?」と聞かれると、武隈親方は「僕の方が首投げは上手いです。でも首投げをしても誰もほめてくれない」と答え、放送席は笑い声に包まれた。
その後で武隈親方は「首投げは誰にも勧めないですけど」と断った上で、「首投げをやるときは、首投げを打つ方ではなく、反対に振っておいてから最後に投げるのがポイント。反対側に重心をそらし相手をそっち側に意識させることで、いきなりの動きには対応ができなくなるので」と極意を明かした。(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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