【米大リーグ】エンゼルス－アストロズ（9月23日・日本時間24日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。4回の第2打席は四球で出塁した。同打席は空振りとファウルでフルカウントまでもつれ込んだが、相手先発・マクラーズが投じた6球すべてがボール球。四球前提で配球を組み立てる相手バッテリーの警戒度の高さに、一発を期待するファンからは「敬遠みたいなもの」「まともな球来ないね」と嘆きの声が寄せられた。
前日の試合では2つの敬遠を含む4四球と、露骨に勝負を避けられた大谷。本塁打王を争うゲレロJr.（ブルージェイズ）とペレス（ロイヤルズ）を1本差で追いかける立場としては苦しい「四球攻め」だが、トラウトらを欠いたエンゼルス打線の迫力不足もあって、この日の試合でもその傾向は変わらなかった。
第1打席は見事にコントロールされたバックドアのナックルカーブで大谷から見逃し三振を奪ったマクラーズだが、ストライクゾーンに入った球はその一球のみ。無死一塁という状況で迎えた第2打席も大谷への警戒を緩めない相手バッテリーは、内角・外角と低めに外れる変化球を連投する。大谷もカウント2-0で空振り、2-1でファウルと打者有利のシチュエーションではスイングをしたものの、2-2となった後はボール球をしっかりと見極めてチャンスを広げる四球を選んだ。
この打席では6球すべてがボール球、第1打席と合算すると13球中12球がボール球という大谷への厳しい配球を受けて、ファンも思わず嘆き節。ABEMAのコメント欄には「全部ボールだ」「ストライクが来ない…」「敬遠みたいなもの」「まともな球来ないね」「やっぱり四球気味に攻めて振ってくれたらラッキーって感じだろうな」といった声が続出した。いかに大谷といえどストライクが来なければ一発を狙うのは難しいだけに、シーズン最終盤の消化試合などで気兼ねなく勝負をしてくれる状況が増えることを願うほかはなさそうだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
