横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を1差で追いかける前頭十枚目・妙義龍(境川)が、関脇・明生(立浪)に肩透かしで敗れたため、結びの一番を待たずに照ノ富士が2場所ぶり5度目の優勝を決めた。新横綱では2017年春場所の稀勢の里に続く、史上9人目となる賜杯を手にした。
妙義龍は勝ち越しのかかった明生に立ち合いからぶつかっていくも、肩透かしで崩され、あっけなく土俵を割った。一方、照ノ富士は結びの一番で大関・正代(時津風)と対戦。立ち合い正代の左下手を取ると、慌てずに攻め、完勝の13勝目を挙げ、横綱としての初場所を締めくくった。決まり手は「寄り切り」だった。
優勝力士インタビューに応じた照ノ富士は優勝を決めた今の気持ちについて「一生懸命やって良かったなと思います。重圧を感じても仕方がないので、その日の一番に全力をかけて、土俵の上で一生懸命やっている姿を見せればいいかなと思っていました」と語った。また、自身の取り組み前に優勝が決まったが、千秋楽の一番については「できることをやったと思います」と胸を張った。
史上9人目となる新横綱優勝となったが、これまでの優勝との違いについて聞かれると、「優勝することが本当に難しいといろんな場所で感じていたので、優勝すること自体が非常にありがたいことですね」と真摯に語った。
幕内優勝は今年3度目で、年間最多勝も確定している。「何が好調に繋がっていると思いますか?」と聞かれると、「自分1人だけではこんなに活躍できないので、親方・女将さんはじめ、後援者の皆さん、家族、ここに足を運んでくださる皆さんのお陰でこういう所に立てているのをありがたいと思っています。来場所も全力で戦います」と答え、館内は大きな拍手に包まれた。(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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