<大相撲九月場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館
横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を1差で追いかける前頭十枚目・妙義龍(境川)が、関脇・明生(立浪)に肩透かしで敗れたため、結びの一番を待たずに照ノ富士が2場所ぶり5度目の優勝を決めた。新横綱では2017年春場所の稀勢の里に続く、史上9人目となる賜杯を手にした。
妙義龍は勝ち越しのかかった明生に立ち合いからぶつかっていくも、肩透かしで崩され、あっけなく土俵を割った。一方、照ノ富士は結びの一番で大関・正代(時津風)と対戦。立ち合い正代の左下手を取ると、慌てずに攻め、完勝の13勝目を挙げ、横綱としての初場所を締めくくった。決まり手は「寄り切り」だった。