歴代最多のタイトル通算44期、直近12年で11回の最優秀女流棋士賞。まさに女流棋界の頂点にいるのが、里見香奈女流四冠だ。「出雲のイナズマ」の異名を持ち、その強さは圧倒的。今年度、女流同士の対戦では17勝2敗、勝率.8947という数字を見れば、どれだけ突き抜けているかわかるだろう。その里見女流四冠でも、自ら女流棋士を選んで戦うドラフト会議は未体験。「私自身というよりも、ファンのみなさまが見たいだろうなというのと半々、総合して選ぼうかなと思います。どちらも思い通りになれば、自分自身もみなさまも楽しめると思います」と、女流による早指し団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」ドラフト前の心境を明かした。“最強女流”にとっても初の団体戦。頼れるパートナーには誰を選ぶのか。