【米大リーグ】エンゼルス1-5マリナーズ(日本時間27日 アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場した試合で、大谷の投じたスライダーの鋭さに対処しきれず、ファウルチップが自らの股間付近を直撃。相手バッターが思わず呆れたような仕草を見せ、ただただ苦笑する一幕があった。
1-0で迎えた4回に悲劇は起こった。1アウトランナー無しで、打席にはマリナーズの3番で主軸のシーガーを迎えた。4番のハニガーとともに今シーズン35ホームランを放っている強打者だ。カウント1ボール1ストライクからの3球目、大谷は左バッターであるシーガーのインコースに向かって鋭く曲がるスライダーを投じると、これを打ちに行ったシーガーは差し込まれてミートできず、ファウルチップとなった打球が自らの股間付近を直撃。そのまま思わず片膝をついて脱力してしまった。
幸い大事には至らなかったが、立ち上がったシーガーは手を広げて、まるで「おい、なんて球投げるんだ!?」とでもいった様子で驚いた表情を浮かべると、今度は首を振って苦笑いを浮かべた。伝家の宝刀スプリッターだけなく、スライダーも得意とする大谷の投球に、通算240本塁打を誇るベテランもキリキリ舞い。この場面にABEMAの視聴者からはも「すごい曲がり」「どんだけ曲がってんねん」と驚きの声が多く上がった。
この日の大谷は7回を投げ112球、5安打10奪三振と好投を見せたが、勝ち負けはつかず。103年ぶりとなる「2桁勝利・2桁本塁打」はならず。打っては3打数1安打とヒットこそ出たものの、期待された46号を放つことはできなかった。なお試合は大谷の降板直後にリリーフ陣が打ち込まれたエンゼルスが1-5で敗れている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




