【米大リーグ】マリナーズ-エンゼルス(10月3日・日本時間4日 シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手が敵地シアトルで行われているマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。この試合最初のバッターとして迎えた初回、いきなり先頭打者本塁打をライトスタンドに叩き込むと、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。
【動画】大谷翔平の46号に騒然とする球場
これが20年ぶりのプレーオフ進出を目指すチームの熱気だ。現在、ア・リーグのワイルドカード争いはレッドソックス、ヤンキースがともに91勝70敗で、マリナーズとブルージェイズが90勝71敗で追い最終戦までもつれる大混戦。この日の結果次第では4チームで決定戦を行う可能性もある歴史的なプレーオフ進出争いとなっている。この試合も、プレイボール前からスタンドの観客の興奮がグラウンドに伝わり、先発左腕のアンダーソンを後押しするようだった。
大谷が初球を空振りすると、マリナーズファンから大歓声があがる。しかし3球目、大谷がアンダーソンの高めの変化球を捉えライトに本塁打を打ち込むと、歓声がどよめきに変わる。出鼻をくじかれたファンによるブーイングも起こり、騒然とした異様な雰囲気の中、大谷がベースを回った。
これまで敵地のファンもとりこにしてきた大谷だが、20年ぶりのポストシーズンがかかる挑戦の総決算だけに、この試合の勝敗だけは別の様子。絶対に負けられないマリナーズが大谷との勝負を避けることは大いにありえ、実際に第2打席は今季19個目の申告敬遠となっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



