麻雀へ、今期へかける思いが溢れた瞬間だった。4期目のシーズンを迎えたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2021」10月5日の第1試合では、TEAM雷電の萩原聖人(連盟)が、目まぐるしくトップが入れ替わる接戦をラストで逆転。大事なチーム開幕戦を勝利で飾ると、勝利者インタビューでは麻雀が大嫌いになりかけたことを明かした。
【動画】萩原聖人、会心の決めポーズ

 萩原は昨シーズン、苦しい戦いが続いた。個人成績は460ポイントを超える大きなマイナスを叩いて最下位で、チームも7位と低迷。チームメイトの瀬戸熊直樹(連盟)や黒沢咲(連盟)の足を引っ張る最悪のシーズンだった。「今期は原点にかえって、面白い麻雀を見せて勝つ」「優勝します」と宣言した萩原は、1勝が遠かった昨シーズン中、「大好きな麻雀が、大嫌いになりかけた」と勝利者インタビューで告白。そんな中で「また、ここに来られた」と喜びを噛みしめると、「(小林)剛君と茅森(早香)さんと滝沢(和典)君と(の対局は)、すごく楽しくて、やっぱり麻雀が好きだと心から思った」「Mリーグは楽しい」と笑顔を見せた。